薬事法は「化粧品」「医薬部外品(薬用化粧品)」「医薬品」「健康機器」から成り立ちます。
基本的には、「大げさな表現や効能が認められていないものは表現した多ダメですよ」というのが薬事法です。

 

今日は、当ブログにご質問のあった「アロマテラピー」についてご紹介していきたいと思います。

 

窓香窓香

商品を作る人ではなく、宣伝担当、アフィリエイターやライター向けの情報となっています。

 

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薬事法の基本

 

薬事法の基本はほかのページでもご紹介してきましたが、大まかに言うと商品の品質や有効性、安全性を確保して消費者を守るのが薬機法(以下:薬事法)です。

 

薬事法健康食品なのに「これを飲めば病気が治る」と思わせたり、「これを続けていれば絶対に美白になれますよ」と商品を買わせるために誇大な表現をしてはダメという法律なんです。

 

薬事法の中では、表現の段階が決まっています。
「化粧品はここまで表現OKだよ、医薬部外品ならここまでOK、医薬品ならもっといろいろ言えるよ」という風になっていて、効果が確かなものはちゃんと表現できるのです。

 

ただし、薬事法の4つのカテゴリー「化粧品」「医薬部外品(薬用化粧品)」「医薬品」「健康機器」に含まれていない健康食品などの場合は、効能効果が謳えません。

 

効果の確実な検証をおこなっていないので、国が評価を認めていないため、効果的な宣伝文句がないのです。

 

アロマはどのカテゴリー?

 

わたしたちが「アロマ」といっているものは、じつはエッセンシャルオイルのことなんです。

 

 

 

雑品・化粧品として販売する場合は特に違いはありません。

 

雑品としての販売

 

化粧品・医薬部外品・医薬品の商品をつくると、それぞれきちんと国に申請をしないとなりません。

 

化粧品⇒医薬部外品⇒医薬品の順番に申請や調査が厳しくなってくるので、商品を売る段階までもっていくのに時間がかかり、申請をしても受からない場合もあります。

 

しかし、【雑品】として売り出せば何の申請もいらないことになっています。
ゆえに、手軽に作られたアロマオイルなどは雑品として売られることが多いのです。

 

雑品の定義とは

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薬事法の雑品の定義も難しいです。
商品のカテゴリーによって雑品が分けられているのですが、たとえば入浴剤の場合は
【色・香りを楽しむもの】が雑品として認められています。

 

入浴剤の場合雑品として入浴用品を販売することは可能だけれども、皮膚に対する作用は宣伝できないという決まりがあります。

 

雑品として入浴剤を売るのなら、「肩こりにいいですよ。お肌ツルツルですよ」と効果効能が謳えないということです。

 

アロマオイルには絶品と化粧品があるので、それぞれの表現の差をご紹介していきたいと思います。

 

アロマを使った商品

 

アロマオイルを使用するとして、その用途はどんなものが想像できますか?
アロマオイルの使い道としては香りを楽しむ、香水として利用する、髪の毛や爪につける、リラクゼーションに使用するというくらいでしょうか。

 

アロマオイルが雑品の場合

 

厚生労働省の許可を取っていない場合、そのアロマオイルは【雑品】に当てはまります。
雑品の場合、体に塗るのは禁止です。

 

【香りを楽しむ】のが許されています。
体に塗ったり、香水としてつけたりするのを推奨すると薬事法に違反する可能性があります。

 

また、雑品の場合、薬事法で表現が認められている表現はすべて禁止です。

 

たとえば、薬事法で化粧品や医薬品などに認められている「肌を健やかに保つ」「生理痛に効く」「つややかな髪へ」などの表現を雑品で表現すると薬事法違反に当てはまります。

 

はるかはるか

アロマオイルが雑品の場合、【ニオイを嗅ぐ】ことだけがOKで、表現の幅もすごい狭いの!効果効能はほとんど言えないと思ったほうがいいわね。

 

アロマオイルが化粧品の場合

 

薬事法において「化粧品」とは、以下のように定義が決まっています。

 

人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいうとされています(第2条3項)。

 

アロマオイルが化粧品の場合、この定義の中の「皮膚を健やかに保つ」「髪の毛をつややかに」などの表現がOKなほか、体に塗ることも許されます。

 

そのアロマオイルが化粧品として許可を取っているかどうかはアロマオイルのラベルを見てみましょう。
以下の4つが記載されていれば、化粧品としての許可をとっているはずです。

 

(1)製造販売業者の氏名、名称、住所のどれか
(2)名称、製造番号もしくは製造記号
(3)厚生労働大臣の指定する成分を含有する場合はその成分の記載
(4)使用期限

 

ここで、注意してほしいのは、化粧品は化粧品の効果効能しか表現できないということです。
「アロマで生理痛改善」「肌の血行を促進」「ターンオーバーに効果的」の表現などは薬法薬事法違反になる恐れがあります。

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窓香窓香

アロマオイルが化粧品の場合、体に塗ることがOKになり、表現の幅も広がりますが、薬事法で認められている表現以上のことは謳えません。
化粧品に許されている表現はこちらかを参考にしてくださいね。

 

外国で効能が認められているアロマは?

 

はるかはるか

例えばローズマリーってフランスで、にきびへの効果が認可されてたよね?
そういうのをお客さんに伝えたいじゃん!
でも、それも効果効能になるから薬事法違反なの?

窓香窓香

OKな場合とNGな場合があるから整理するね。

 

OKな場合

 

「ローズマリーは、フランスでにきびへの効果が認められています」
事実なことをこれだけ言うならOKです。

 

NGな場合

 

でも、ローズマリー配合の商品Aを売りたくて、「ローズマリーは、フランスでにきびへの効果が認められています。この商品Aは純度の高いローズマリーのエッセンシャルオイルを使用しています。」と書いたらNGということです。

 

違いが分かりますか?
商品をすすめるために使用する言葉ならNGということになりますね。

 

窓香窓香

つまり、アロマ自体を売りたくて「ローズマリーは、フランスでにきびへの効果が認められています」などと効能効果をうたい、アフィリエイトやブログで紹介するのはNGということです!

 

「アロマテラピー」という言葉

 

つぎに、アロマテラピーという言葉に注目しましょう。
じつは、アロマテラピーのテラピーは「therapy(療法)」なので、医薬品に当てはまります。
医薬品の許可をとってない精油エッセンシャルオイル※を使ってアロマテラピーをうたうと薬事法違反になる可能性が高いです。

 

医薬品許可の出ている精油エッセンシャルオイルは「アロマテラピー」と言ってもOKですが、雑品や化粧品の精油エッセンシャルオイルをアロマテラピーと言ってはいけないのです。

 

ちなみに、アロマテラピーに用いられるのは精油(エッセンシャルオイル)のみと決まっています。

 

アロマオイルではアロマテラピーを行うことはできません。

 

アロマでリラックスという言葉は?




 

さやかさやか

アロマと言えば「リラックス」じゃない?
薬事法はリラックスって言葉言えるの?

窓香窓香

リラックスね~リラックスはね~難しいのよ~。

 

薬事法的に、体内に何かの成分を取り込んでリラックスをするという表現は不可です。

 

アロマの場合、「アロマの香りでリラックス」というと、香りを体内に取り込んでリラックスすると想像できてしまうので、不可になると思います。

 

ただ、薬事法にはグレーゾーンというものが存在します。
グレーゾーンで考えると体内に成分を取り込まないリラックスはOKなのだなと推測できます。

 

なので、「アロマでリラックスできる環境をサポートします」これならグレーゾーンでなのではないでしょうか。

 

はるかはるか

法律の抜け道を探すわけね~!

窓香窓香

消費者にウソをつかずに、最大限魅力的に宣伝したいものね。

さやかさやか

リラックスについては、雑品も化粧品も同じだよ

 

アロマオイルを使ったリンパマッサージという表現

 

アロマを使うサロンでは、「アロママッサージ」や「リンパマッサージ」という言葉が良く使われていますよね。

 

この「マッサージ」という言葉は「ん摩マッサージ指圧師、り師、ゆう師等に関する法律(略称:あはき法)」で定められた資格を持っていないと使ってはいけない言葉なのです。

 

「マッサージ」という言葉を使うと法律違反となるので注意してくださいね。
アロマセラピストの資格を持っていても「マッサージ」という言葉はつかえません。

 

「治療」「腰痛、肩こりなどが治る」「改善する」などの表現も使えません。

はるかはるか

マッサージは国家資格を持った人だけが使える言葉なのです!

 

リラクゼーション

 

マッサージに代わるものとしては、「リラクゼーション」「トリートメント」という言葉があります。
アロマセラピスト、整体師、カイロプラクティック、ヨガを開くときなどは民間資格なのでリラクゼーション・トリートメントしか言えません。

 

・マッサージ・・・・・・人の身体に触れ、症状を改善するのを目的とするもの
・リラクゼーション・・・疲れているお客さんに対して癒しの場を提供している

 

このような違いがあります。

 

また、宣伝文句もマッサージとは異なります。

 

・マッサージ・・・・・・「治療」「改善」「腰痛・肩こりなどが治る」OK
・リラクゼーション・・・「治療」「改善」「腰痛、肩こりなどが治る」NG

 

アロマオイルについての薬事法

 

アロマオイルの薬事法をご紹介しました。
アロマオイルの場合、自分でお店を開いて自分でチラシを作ることも多いと思いますが、このような薬事法を知っていないと薬事法違反となる可能性が大きいです。

 

薬事法とあはき法を守って魅力的な宣伝をしましょう!