まずここでは、薬機法(旧:薬事法)とは何かの基本についてまとめたいと思います。

自分のブログやHPでアフリエイトのバナーを貼り付けている人、医薬部外品やサプリメントの使用を実体験として紹介している人、ビフォーアフターの写真を乗せている人などは必見ですよ。

 

薬機法は難しく、ネットの情報もあやふやな物ばかりなので、薬機法全体の事情ではなく『ライターが知っていないといけない薬機法』を抜擢しました。

 

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医薬品医療機器等法(薬機法)について

薬事法管理者

 

記事を書く上で薬機法は切っても切り離せません。
ライターだけでなくアフィリエイターやブロガーも同様です。

 

たとえば、グルメサイトだけを記事にする人などは薬事法は分からなくとも良いですが、薬事法を知っているというだけでお仕事の幅はだいぶ広がると思いますよ。

 

ちなみに、薬事法という名前は聞いたことあるけど、薬機法は何?と不思議に思う人もいるでしょう。
薬機法とは医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器の広告表示について適正な宣伝をしてくださいねという法律です。

 

簡単に言うと「サイトをみたユーザーに、薬と間違えるような効能をうたったり紹介することはダメですよ」という法律です。

 

薬事法という名前が2014年に医薬品医療機器等法(薬機法)と変わり、少しだけ内容にも修正・追加が加わりました。

 

薬機法の何が問題かというと、法律が多岐化しすぎてワケがわからなくなっているということ。
薬事法の書物は2006年に”広告の実際”という書籍が出ているだけで、あとは情報がまったくないのが現状です。

 

2016年大手メディアの炎上

 

WELQ(ウェルク)が炎上したことをきっかけに「薬事法に違反している記事はドンドンと調査が入るのではないか?」と思った私は、薬事法を勉強しようと思っていろいろな書店やウェブを探し回りましたが、なかなか情報がみつかりません。

 

そこで出会ったのがこの”広告の実際”です。

 

 

”広告の実際”は薬機法を勉強するのなら必ず目を通しておいた方が良い本ではありますが、ライター向けではないのでとても分かりにくいです。

 

例えば、ライターなら「薬機法に触れないライティングのやりかた」を知りたいと思いますが、”広告の実際”はLPの仕方、箱への記載の仕方、紙媒体、TVの宣伝など、ライターだけではなく開発者・宣伝者など多数の業種に対しての情報を提示しています。

 

本を読み進めていくと、『広告はNGだけど、記事ならOK』ということが良く起こるので、「フムフム、これはNGなのね」と思って何十ページも読み進めていくと「しかし、記事の場合はこれに値しない」と出てくるのでこんがらがってしまうのです。
しかも、ちょっとお値段が張ります。

 

そこで私は、WEBで調べようと思い様々なサイトを見比べました。
そうすると、『薬機法に引っかからない言葉』というのが出てきますが、サイトごとでその言葉も違います。

 

みなさんも、「さっきのサイトではOKって書いてあったのに…!!」という現象に出くわすと思います。

 

その現象はたぶん、”広告の実際”のせいじゃないかなと思います。

 

先述したように、広告の実際はわかりにくいので、さらーっと呼んだだけだと間違いやすいです。

 

私は、薬事法管理者の資格を取る前に色々なサイトを見てなんとなくうわべの知識を植え込んでしまったので、あとから頭の中やメモを修正するのがとても大変でした。

 

薬機法はNGな言葉、OKな言葉を理解しておくだけではちょっと物足りません。
まずは、薬機法の仕組みを理解して、薬機法のNGやOKなど全体のことを理解して、「ではどんな言葉がNGでOKなのか」と突き付めていかなければいけないのです。

 

薬機法を守りながら、ほかのライターよりも一歩前に出た表現を考えていくのがライターやアフィリエイターの目指すものだと思います!

その方法を本記事では追い求めていく予定です!

 

薬事法を違反したらどうなるのか

 

『ほかのサイトでは「これを飲まば確実に治る」、とか「確実に○○する方法」とか書いてあるじゃない!』そう思いますよね。
もちろん、そのように書いた方が同じ商品でも売れると思いますし、人目に付きます。

 

しかし、薬事法は立派な憲法なので、違反したら罰則があります。
50~300万円ほどの罰金、そして前科がついてしまうこともあるのです。

 

例えば、「ニキビに特化した○○化粧水」という商品が売りたくて、「○○でニキビが治った!」とあなたのブログでうたうとします。
化粧水には治るという表現は使えないので薬事法違反です。

 

警察や行政指導が入った場合、まず薬事法に違反すれば注意されるのは広告会社です。
そのせいで広告会社がASPの登録から去ってしまうということが考えられます。

 

しかし、「じゃあ自分にはあまり関係ないじゃん」と思ってはいけません。
薬事法では、ライターが逮捕された例もあるのです!

 

例えば、サプリメントを「がんが治る!」とうたったりすれば十分ライターにもペナルティが発生する要素があるというわけです。
薬事法は、「知らずに使ってしまった」が一番怖いです。
個人のブログでも、もちろん薬事法の対象なんですよ。

 

ライターが薬事法違反した場合のペナルティについて詳しくはこちらから→【薬機法(旧:法薬事法)に違反したライターは罰金?実刑?】)

 

薬事法は4つに分類されている

 

薬事法が難しいもう1つの原因が、内容が4つに分かれていること。
『化粧品、医薬部外品(薬用化粧品)、医薬品、医療機器』の4つで宣伝できる内容が大きく変わってくるのです。

 

いきなり覚えて行くのは難しいので、ここではまず薬機法『化粧品、医薬部外品(薬用化粧品)、医薬品、医療機器』4つの共通NGをご紹介していきます。

 

薬機法注意点1.体験談

薬事法違反体験談

 

薬機法でNGだと言われて驚くのが、体験談です。
ブロガーやアフィリエイターたちも、これには驚きだと思います。

 

「私はニキビに効果的な『化粧水・剥きたまご』という商品を購入しました!1か月は効果なかったけど、3カ月続けて使用したらニキビが改善されました!剥き卵のようなツルツルなお肌になりたい人はこちらからお買い求めください→広告バナー』

 

このような体験談をブログやHPで書くと薬機法違反になります。
薬機法では、体験談での宣伝は「ユーザーを誤解される恐れがある」として許可されていないのです。

 

もちろん、ビフォーアフターの写真も載せてはいけません。
表現してもいいのは良いのは使用感のみ。

 

化粧水・剥き卵は柔らかなテクスチャーでしたならOKです。
「私は話題の『化粧水・剥きたまご』という商品を購入しました!すーっと伸びてべたつきませんでした。」
なら問題ありません。

 

ギリギリセーフなのは「彼氏や友達にも、綺麗になったねと褒められました♪」くらいでしょうか。

これにともない、データを用いての広告もNGです。(医薬品に関してはOKです。ここは医薬品の薬事法で詳しくご紹介していきます)

 

『雑品』は体験談OK

 

上のように書きましたが、体験談には例外があります。
じつは、雑品なら薬事法に引っかからないので体験談もOKなんです。

 

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雑品とは、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器、サプリメントではないものです。
たとえば、同じスキンケアでも箱や商品の裏などに何も表示がなければ雑品です。
成分の表示があれば化粧品、医薬部外品の言葉があれば医薬部外品になります。

 

ちなみに、化粧品の定義はこのようになっています。

 

薬事法第2条3項
この法律で「化粧品」とは、人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう。

ただし、これらの使用目的のほかに、第1項第2号又は第3号に規定する用途に使用されることも併せて目的とされている物及び医薬部外品を除く。

 

しかし、ここのサイトはライター用なのでこのような講座はしません。
ライターは、自分が売りたいものが「化粧品なのか」「雑品なのか」「医薬部外品なのか」と疑問に思えば、売りたい商品のパッケージなどをみると手っ取り早いです。

 

医薬部外品や化粧品などは、パッケージや商品にどんな種類の製品なのか記載することが義務づけられているので、チェックすればすぐに分かるはずです。

 

薬機法注意点2.保証をするような表現もダメ

薬事法違反

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保証をするような表現やデータの表示も薬事法違反です。
「必ず治る」「改善する」「私が保証します!」といったものから、よく使う以下の表現もNGになります。

 

・「1000年の歴史がある美容法」

・「これさえあれば」

・「敏感肌にもOK」

・「赤ちゃんにも使える」

 

ついつかってしまいそうな、これらの表現はすべてNG。

 

臨床データの例示もダメです。
「アレルギーテスト済み」、「ノンコメドジェニックテスト済み」は条件付きOKです。
この2つをを記事内に記載するには、次の2点を守れば記載できます。

 

1.「すべての方にアレルギーが起きないわけではありません」と記載

2. タイトルに使用するのはNG

 

ただし、サプリメントに関しては安全性を保障してはいけないので、「アレルギーテスト済み、ノンコメドジェニックテスト済み」は2つのことを守っていても記載できません。

 

薬機法注意点3.医療関係者の推薦はNG

薬事法基本のNG

 

医療関係者の推薦はNGです。
たとえば、「お医者さんが認めた医学部外品」「歯医者の先生が推薦する歯磨き粉」などはたとえ事実であっても記載してはいけません。
「医療関係者」「理容師」「美容師」「病院」「診療所」その他医薬品の効能に関し影響を与える「公務所」「学校」「団体」などの推薦がNGです。

 

なので、つい魅力的なタイトルをつけようと思ってやってしまいがちな「美容師が勧める白髪染め」「先生が教室に置きたい除菌スプレー」などもダメです。
例え、ライター自身が医療関係者や美容師などで、文言が真実であってもNGですよ。

 

「指定」「公認」「推薦」「指導」「選用」「特許」「厚生労働省認可(許可)」も“人々に医薬品に対する誤解を与える恐れがあるため”NGです。
つまり、影響力の高い人が言っているように感じると、それだけで信じてしまう人もいるのでダメということです。

 

ちなみに、イラストで医師が登場するのはOKです。
(ライター本人が医師でなくても大丈夫です)
しかし、ドクターなどのキャラクターが商品の説明を行うのはNGです。

 

窓香窓香

気を付けてくださいね!意外とやってしまいがちです!

人気のブログに≪ナースが教える仕事術≫というサイトがあります。
分かりやすく信ぴょう性があるためにとても人気が高いサイトで『沈黙のWEBマーケティング』などを手掛けている人が管理しているブログなのですが、この≪ナースが教える仕事術≫のナースは、効能に関し影響を与える人物でないためOKなようです。

 

 

薬機法注意点4.最大級の表現はNG

 

「最高」「最大」「比類なく」「王様」「絶対的」「エース」「世界一」「第1位」「当社だけ」「日本で初めて」「抜群」「画期的」「理想的」「協力」「すごい」「強い」「すぐ効く」などの最大級の表現はNGです。

 

「過大評価はするな、つつましくいろ」ということだと思います。

 

『本当に世界で一番良い商品なのか?』
『すごいけど一番というほどすごいか?』

 

というように、真実ではないことは記事にしてはいけないということですね。

 

ちなみに、「100%無添加」「100%ピュア」などの協調表現もNGですが、この2つに関しては何が無添加(ピュア)なのか記載すればOKです。
嘘ではなく、真実なのでOKなのです。
ただし、タイトルに使用したり繰り返し強調して使うことは許されていません。

 

薬機法注意点5.取り扱ってはいけない言葉

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「がん」「肉腫」「白血病」「胃潰瘍」「十二指腸潰瘍」「糖尿病」「高血圧」「低血圧」「心臓病」「肝炎」「白内障」「性病」などの病気に関しては記事で取り扱ってはいけません。

 

勘違いや不安を招いてしまうので、上記のものは言葉自体記載するのを止めなければならないのです。
『○○は体を元気にするのでがん予防にも効果的!』という使い方ももちろんNGというわけですね。

 

例えば高血圧に関しての記事を書きたいのなら、「血圧が高めの人」と言い換えて書く分にはOK。
「いくつからが血圧高めといわれています。」「130すぎたら血圧高めですよ!」のような記載なら問題ないようです。

はるかはるか

「高血圧」と書くとアウトですよ!

 

薬機法注意点6.二次表現はダメ

 

例えば、化粧品や医薬部外品で多いのが二次表現です。
「これで肌が潤うから、ターンオーバーが正常化します」という「~だから~です」の二次効果は薬機法的にNGとなっています。

 

肌が潤う化粧品なら、「肌が潤う」というところの成分を認めて販売されているので、ターンオーバとは関係ないだろうという理屈のようです。

 

薬機法注意点7.他を落とす表現はダメ

 

「今までの化粧品ではお肌の変化を感じられなかった人も、Aなら変われるはずです!」これは、A以外の商品すべてを落とす言い方なのでNGです。
なにかの商品と比べたいのなら、自社製品の同じ成分のものと比べるのはOKです!

 

『いままでの自社製品Aに比べて、新しくなった自社製品AAは食物繊維1.5倍!』これなら問題ありません。

 

薬事法注意点8.ダイエットについて

 

「カロリー控えめ」、「糖分を抑えた」は使用してはいけません。
必ずカロリー数を明記しなければならないのです。

 

また、「たったのこれだけ」、「わずか○○」とすごいダイエット効果だと思わせるような記載もNGです。

 

薬機法の書籍はなぜ分かりづらいのか

ライターのための薬事法

 

今回は薬機法の共通NGだけをご紹介しましたが、このページだけでも疑問が多数出てきたと思います。

 

  • 「じゃあなんて宣伝すればいいの」
  • 「お医者さんという言葉を使っちゃいけないなら “お医者さんで使われている成分です”は?」
  • 「摘発されるサイトとされないサイトの違いは?」
  • 「薬機法にサプリメントは含まれていないけど、そこらへんは!?」

 

はるかはるか

薬事法を守っていたら、体験談ブログをかいているアフィリエイターたちは記事がかけないじゃない!!どうしたらいいの?

窓香窓香

そこで私の出番ね。薬事法管理者の資格を持っていれば、薬事法を守りながら魅力的な記事がかけるというわけ。

さやかさやか

薬事法は、100あったら100守らなければならないのです!

窓香窓香

そうよ、よく勉強しているわね。99のことを守っても、残りの1を違反していたら、それは薬事法違反。100のことを守って、世の中の人のためになる素敵な記事を書いていきましょう。

薬機法の書籍を読むだけではそこらへんの≪ライターの疑問≫が取り残されてしまっているので、当サイトではそのあたりも詳しく、≪ライターのための薬機法≫をことこまかに分かりやすく仕上げていきたいとおもいます。