薬機法(旧:薬事法)は、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療器具からなりますが、ライターにとってはもう1つ大切なことがありますね。
「サプリメント」です。

 

サプリメントは、4つのことからなる薬機法に引っかからないのではないかと思いますが、実は、薬機法の中で一番ライターの頭を悩ませるもの。
ここでは、サプリメントを中心に分かりやすく薬機法(旧:薬事法)をご紹介していきたいと思います。

 

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健康食品はどうして薬機法に引っかかるのか

薬事法 サプリメント

さやかさやか

食品とかサプリメントって薬事法関係ないよね?

窓香窓香

食品は関係なし』『サプリメントは大あり』よ!

さやかさやか

え~!

窓香窓香

それじゃあ、ライティング講座をはじめましょう!

 

健康食品は薬機法(旧:薬事法、以下薬事法といって解説していきます)に含まれてはいませんが、薬事法には医薬品の定義があります。
薬事法では医薬品の定義は下記の様になっています。

 

< 薬事法 2条1項 >

この法律で「医薬品」とは、次の各号に掲げる物をいう。

一 日本薬局方に収められている物

二 人又は動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されることが

目的とされている物であって、器具器械(歯科材料、医療用品

及び衛生用品を含む。以下同じ。)でないもの(医薬部外品を除く。)

三 人又は動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼすことが目的とされ

ている物であって、器具器械でないもの(医薬部外品及び化粧品を除く。)

 

医薬品と誤解されてしまうようなサプリメント無承認無許可医薬品と呼ばれます。

簡単に言うと、医薬品と間違えそうなサプリメントは治療や治癒、治る、改善、など、体が快方に向かうような表現はできないということです。

 

調整、予防、防止、整える、調整、作用、効果が期待できる、改善などの表現もダメです。

 

はるかはるか

ユーザーが、その商品を魅力的に思うほとんどの用語が使えないので、サプリメントはライターを困らせる最大の困難とも言えます!

 

健康食品の大まかなNG

 

健康食品は大きく分けると4つのNGがあります。

・成分
・剤形
・用法用量
・効能効果

です。

薬事法マニュアル

 

 

成分や薬の形はライターに関係ないので説明を短くします。
基本的に、アフィリエイトなどで売る商品はここのあたりのチェックは済んでいるので気にしなくても良いと思います。

 

●成分・・・医薬品の様に強い効果が期待できる成分は健康食品にはならない。
●薬の形・・・医薬品と間違えやすい、アンプル・スプレー管・舌下錠はダメ(カプセルはOK)

 

ライターさんに関係があるのは用法用量と効能効果です。

 

●容量用法・・・1回〇錠と指定してしまうと、薬だと思ってしまう人もいるのでアバウトにしなければなりません。
もし記事の中で飲む量を指定するのなら「1回2~3粒を目安にお飲みください」と書かなくてはならないのです。

 

●効能効果・・・健康食品(サプリメントを含む)は、基本的に効能効果をうたってはいけません。
体が健康に向かったり、変化があるようなは基本的に×です。

 

「目に効く」「血流が良くなる」「肌のくすみがとれる」「階段の上り下りが楽になる(膝の具合が良くなるともとれるため)」などもダメです。

 

また、『抗酸化作用が高いと体の老化を防ぐことが出来ます。パクチーは抗酸化作用が高いのことで有名でこのサプリメント「パクチーMAX」は通常のパクチーのおよそ5倍の成分が入っています』のような効能と結び付けて商品を売るようなことも禁止されています。

 

サプリメントは、記事の中で効果・効能がうたえないということです。

 

また、特定の人に働きかけるのもNGです。
「中高年の男女に」「薄毛が気になる男性へ」はNGワードになります。

 

ただし、下記の様に言い換えるぶんにはOKです。

 

中高年の男女に→「更年の方に人気があります。」
薄毛が気になる方へ→「更年の方に重宝されています。」

 

健康食品の種類




 

サプリメントで効能がうたえないのはライターやアフィリエイターにとってとても厳しいですよね。
商品の魅力を紹介したいのに記事の中で書いてはいけないのです。

 

しかしサプリメントの中でも効能が謳えるものがあります。

 

『特定保健食品(トクホ)』と呼ばれるものと「栄養機能食品」と呼ばれるものです。

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特定保健食品(トクホ)のOK表現

 

トクホは以下10つの中のどれかが認められているので、広告の通りの表現してもOKなんです!

 

1.お腹の調子を整える食品

2.血圧が高めの方に適する食品

3.コレステロールが高めの方に適する食品

4.血糖値が気になる方に適する食品

5.ミネラルの吸収を助ける食品

6.食後の血中の中性脂肪を抑える食品

7.虫歯の原因になりにくい食品

8.歯の健康維持に役立つ食品

9.体脂肪がつきにくい食品

10.骨の健康が気になる方に適する食品

 

ちなみに、「血圧が高めの方に!」と強調するような言い方はNGですし、お腹の調子を整える効果でトクホを取得しているのに、全然関係ない「体脂肪も付きにくいのでダイエットにも最適」なんていうのはダメです。

 

トクホに関しては、以下のこのような表現もOKです。

 

医薬品のみの言葉 言葉を変換 トクホで
OKな言葉
有効成分 関与成分
効能 許可表現

 

 

記事に出来る言葉の範囲が広がって、希望が見えてきましたね。

 

♦栄養機能食品のOK表現

 

次は栄養機能食品の紹介です。
栄養機能食品は以下の表現が可能です。
この表は、このままの表現で使うことができますし、この効能以上のことを言わないのであれば短くしたりしても問題ありません。

 

名称 認められる表示
ビタミンA ビタミンAは、夜間の視力の維持を助ける栄養素です。ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンD ビタミンDは、腸管でカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素です。
ビタミンE ビタミンEは、抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンB1 ビタミンB1は、炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンB2 ビタミンB2は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンB6 ビタミンB6は、たんぱく質からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ナイアシン ナイアシンは皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンB12 ビタミンB12は、赤血球の形成を助ける栄養素です。
葉 酸 葉酸は、赤血球の形成を助ける栄養素です。葉酸は、胎児の正常な発育に寄与する栄養素です。
ビオチン ビオチンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
パントテン酸 パントテン酸は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンC ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。
カルシウム カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。
鉄は、赤血球を作るのに必要な栄養素です。
銅は、赤血球の形成を助ける栄養素です。銅は、多くの体内酵素の正常な働きと骨の形成を助ける栄養素です。
亜鉛 亜鉛は、味覚を正常に保つのに必要な栄養素です。亜鉛は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。亜鉛は、たんぱく質・核酸の代謝に関与して、健康の維持に役立つ栄養素です。
マグネシウム マグネシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。マグネシウムは、多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生を助けるとともに、血液循環を正常に保つのに必要な栄養素です。

 

トクホと栄養食品なら、一般食品やサプリメントでも宣伝できる幅がグンと広がるので、自分でアフィリエイト商品を認定できるアフィリエイターやブロガーは、あえてトクホや栄養食品を選定するようにするのがおススメです。

 

明らかな食品は薬機法には引っかからない

 

誰がどうみても明らかな食品の場合は、薬機法には引っかかりません。
薬機法に引っかからないということは、体験談もOKだし、効果効能を謳うこともOKです。

 

たとえば『たまねぎを擦ってつくったドレッシング』の場合、「玉ねぎにはたくさんの効果があります。血液をサラサラにしたり、お通じをよくしてくれるので、元気なからだを保つためにはとても良いものなのです。」もOK!

 

誰がどう見ても明らかな食品というとあいまいですが、サプリメントの形状をしているものはあきらかな食品ではないので“NG”、緑茶は日本人に親しまれているので“OK”リンゴジュースも“OK”紅茶も“OK”のような感じです。

 

ただ、お菓子は加工品なので“NG”、ルイボスティーはきっと馴染みのものではないのでNGになります。

 

また、明らかな食品であっても、「がん」「肉腫」「白血病」「胃潰瘍」「十二指腸潰瘍」「糖尿病」「高血圧」「低血圧」「心臓病」「肝炎」「白内障」「性病」などの医師の判断が必要な病気の病名や「病気が治る」ということは記載してはいけません。

 

サプリメントの薬機法テスト

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それでは、今まで勉強したことをふまえ、例文を3つ出していきますので答えてみてくださいね。

 

このサプリメントは、舌下で溶かすようにして服用するとより効果的です。
血の巡りを良くするトマトに含まれているリコピンは、高血圧予防にも最適です。この「トマトジュース」を飲んで健康生活をしましょう!
緑黄色野菜に含まれているβ-カロチンは、身体全般の老化防止に最適です。このサプリメントBには、β-カロチンが緑黄色野菜の10倍多く含まれています。
日本ではあまり馴染みのないものですが、東南アジアにある○○という食べ物は体内の酸化を防ぐ作用があると話題なんです!

 

答えられましたか?それでは答え合わせをしていきます。

 

このサプリメントは、舌下で溶かすようにして服用するとより効果的です。

 

飲み方を指定すると医薬品と誤認されてしまう可能性があるのでサプリメントではNGです。
また、服用という単語は医薬品に使うので、「お召し上がりください」といった言葉を記載しましょう。

 

血の巡りを良くするトマトに含まれているリコピンは、高血圧予防にも最適です。この「トマトジュース」を飲んで健康生活をしましょう!

 

食品は成分などをうたってもOKですが、「(医師の判断が必要な)病気の予防ができる」としてはいけません。

 

緑黄色野菜に含まれているβ-カロチンは、身体全般の老化防止に最適です。このサプリメントBには、β-カロチンが緑黄色野菜の10倍多く含まれています

 

サプリメントなので、効果や成分は記載できません。また、最適という言葉は最上級の言葉なので薬事法違反です。サプリメントに関してはグレーゾーンですが、確実性をとるなら控えた方が良いかもしれませんね。

 

日本ではあまり馴染みのないものですが、東南アジアにある○○という食べ物は体内の酸化を防ぐ作用があると話題なんです!

 

日本であまり知られていないものは、『あきらかな食品』には含まれません。
したがって、効能をのべてはいけません。
『あきらかな食品』とは日本になじみの深いものだけなのです。

 

サプリメントと薬事法の関係!まとめ

 

  • 部位名プラス治る&症状名プラス改善するはNG
  • 飲むとき・量・飲み方・飲み方の対象の指定はNG
  • 明らかな食品にはしばりはないが、医師の診断が必要な病名+治る、予防、改善はNG
  • サプリメントは効能効能を謳ってはいけない→ただし、『トクホ・機能性食品』は謳える幅が広がる

 

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